マカロニ・ボーイ
お友達(崔 雅子さん)が共同で翻訳した本が出版されました。
| マカロニ・ボーイ―大恐慌をたくましく生きぬいた少年と家族 | |
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舞台は1930年代のアメリカ、12歳のマイク少年の悩みは深刻です。
お父さんの事業はかたむき、学校にはマイクを目のかたきにして
嫌がらせを繰り返すシムズがいます。
大好きなおじいちゃんの心と体も壊れていく・・・
そして事件が起こります。町のネズミの大量死、バナナ倉庫の爆発、浮浪者の不審死。事件とおじいちゃんの病気がつながっていた?
マイクは親友ジョゼフとともに、事件の解明に乗り出します。
大恐慌時代をバックに、ミステリー仕立てのストーリー展開で、
現代にも通じる社会問題を描いた、親子で読めるヤングアダルト小説です。
最後にはあの金原瑞人の解説がついています。
翻訳者の一人、崔 雅子さんから以下のメッセージをいただきました。
豊かなはずの日本で、連日のように暗いニュースが飛び交います。
いじめ、自殺、借金苦による心中・・・
一方で、健康保険料未払い家庭が高級車を所有していたり、人並み以上の収入がありながら子供の給食費を滞納したり、食費を削って栄養失調寸前でもブランド物を買いあさったり・・・
日本人の感覚は、いつからおかしくなったのでしょう。
親子関係しかりです。自分の子供を叱れない親、自分の人生を生きずに子供の将来に寄りかかろうとする親・・・
――1930年代、大恐慌真っ只中のアメリカ・ピッツバーグ。
ここに、今の日本が失くしてしまった、大切な何かがあります。
多くの人が職にあぶれ、明日の食べ物さえも自由にならない厳しい時代。
そんな時代にもかかわらず、いえ、そんな時代だからこそ、人々は、家族を信じ、自分の子供の感性を信じて、未来を託していったのでしょう。
読み終わった後、暖かいほのかな何かが、あなたの中できっと生まれる。
時代は人間を見ている。人がどう生きるかを、静かに見つめているのです。
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